2016年06月23日

東北地方へ【交通政策学習会】に行きました。(その6)

2016年6月13日、初日は伊豆から出発してバスで東名高速~首都外環道~東北自動車道を通り東北最大の都市・仙台市に到着し、その翌日は仙台から東北本線~仙石線~石巻線を列車で乗り継ぎ、2011年3月11日の東日本大震災で発生した大津波の被害を受けて町全体が壊滅的な被害を受けた被災地の一つ【宮城県女川町】に到着しました。

津波を受け壊滅的な被害からの再建と復興を進めている女川町の様子を高台にある女川地域医療センターから見学、その被害の甚大さと再建をしなければならない広大な土地を目の当たりにしたバス労働組合の研修旅行【交通政策学習会】御一行、ここに長く留まる事が出来ずに帰りの石巻線を待つ間、新たに線路を付け替え駅舎も再建させた女川駅の様子を見学することにしました。

おそらく3月11日に発生した大津波の直撃を受け周辺の建物と共に壊滅してしまい、新たに再建させたと思われるJR石巻線の終点【新・女川駅】の内部を見学しました。

外観は無地の木を生かしたナチュラルでシンプルな雰囲気を持った駅舎ですが、東日本大震災前の位置より約200メートル内陸に移動され地盤がおよそ7~ 9メートルかさ上げされた場所に移設されたそうです。

また鉄骨3階建ての建物に駅舎と町営の温浴施設【女川温泉ゆぽっぽ】が合築され、建築家の坂茂さんが設計を担当したました。特徴的な白く大きな屋根は【羽ばたくウミネコ】をイメージしているそうです。

女川町が【復興のシンボル】とし­て総工費8億5,000万円をかけて建設し1階が駅、2階が浴場、3階は展望フロアとなっていて、1階は改札と売店を併設、そして2階には全国の駅舎でもきわめて珍しい日帰り温泉【女川温泉ゆぼっぽ】が設置されていました。

新しく再建された【JR女川駅】は単にJR石巻線の終着駅の機能だけではなく、女川地区を訪れる観光客の買物に配慮しつつ、また地元住民の憩いの場としても活用が出来る様になっていました。

こうして短時間ながら東日本大震災の被災地の一つである女川町を後に、再び仙台市への帰路に就いた【交通政策学習会】の御一行でした。
































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Posted by MIMORY(ミモリー) at 22:48│Comments(0)旅行
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